コラム

2020.08.30 

見落としがちなゴミ出しルール。習志野市は「ゴミ出し」が楽って本当?

 

ゴミ出しのルールは、自治体によって大きく異なります。

同じものを捨てる場合でも、各市によって不燃ゴミ扱いになったり、可燃ゴミとまとめて出すことができたりします。

住んでいる市区町村によって、ゴミ出しが楽になったり大変になったりするというわけです。

習志野市は「ゴミ出しが楽な地区」として知られており、この点を好んで習志野市に住み始めた方もいらっしゃるようです。

今回はなぜゴミ出しが地区によって異なるのかの理由とともに、習志野市のゴミ出しがどのぐらい楽なのかについてご紹介します。

 

 

何故ゴミ出しの方法が地区によって変わるのか

 

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の第6条に「市町村は、当該市町村の区域内の一般廃棄物の処理に関する計画を定めなければならない」と書かれています。つまり、ゴミをどのように処理するかは、それぞれの市町村が計画を定める必要があり、その計画に合わせてゴミ出しのルールも決められています。

このため、ゴミ出しのルールは住んでいる地域によって異なってくるのです。

その地区に設置されている「焼却炉の性能」によっても事情が変わってきます。

プラスチックが混ざってもダイオキシンを発生させない焼却炉を使っている地区や、環境問題を考慮して徹底的に分別する地区などさまざまです。

 

もちろん高性能な焼却炉をどの地区にも設置することができればゴミの分別は楽になるでしょう。しかしそのためには焼却炉を設置するための予算をどの様に捻出するか、人件費をどの様にカットするべきか、などの問題が生じるため、地区の事情によってゴミ出しのルールにばらつきが出るようになったのです。

 

ゴミ出しが楽な習志野市とゴミ出しが難しい地区との違い

冒頭でご紹介したように、習志野市は「ゴミ出しが楽」な自治体として知られています。

例えば「不燃ゴミ」を捨てるにしても、以下のような違いがあるのです。ゴミの分別が難しいとされる地区と対比してその違いを見てみましょう。

 

習志野市のゴミ出し

習志野市では「プラスチック、ゴム類、ビニール類」は可燃ゴミとなります。

そしてその中には発泡スチロールやゴム靴、ビデオテープやCDなども含まれております。

実際に不燃ゴミとして扱うものはガラスや陶器、オイル缶などに限られており、ほとんどのゴミを可燃ゴミとして捨てることができます。したがってゴミの分別をほとんどすることなく、ゴミ出しにかける時間を短縮させることができるでしょう。

可燃ごみの収集日も週に3回ととても充実しているので、ゴミ出しを忘れてしまった!なんて日があっても家にゴミが収まりきらないという事はなさそうです。

また、ごみ袋に関して習志野市指定のごみ袋も販売していますが、それに限らずご自身で購入できる安価なごみ袋でも回収してくれるのは大きなポイントです。

他地区の一般例

 

習志野市では可燃ゴミとして扱われるプラスチックやゴム類、ビニール類を不燃ゴミとして扱う地区も少なくありません。また、不燃ゴミは購入した際の箱や新聞紙などで包んで、その紙に品物名を書き込む必要があります。

また各市区町村指定のごみ袋が必須で、容量の少ない高額なごみ袋を購入しなくてはいけません。

どの地区に住んでいるかによってゴミ出しが変わる

 

習志野市はゴミの分別が楽なので家事の時短にもつなげることができます。

ゴミ出しのルールは地区によってさまざまなので、不動産を購入して引っ越しをしてから「こんなに分別が面倒だとは……」とならないようにしたいものです。これから住み替えなどを検討されている方は、住もうと思っている地区のゴミ出しルールについても注目してみることをおすすめします。