コラム

2019.04.13 

引っ越しの挨拶はどうすればいい? 押さえておきたいマナーを紹介!

 新年度を迎える春は引っ越しが多い季節です。引っ越しの際は周囲のお宅へ挨拶をするのが一般的ですが、引っ越しの挨拶にはマナーがあるのをご存知でしょうか? きちんとマナーを守って挨拶をすることで、相手に良い印象を持ってもらいやすくなりますよ。

今回の記事では、ぜひ押さえておきたい「引っ越しの挨拶マナー」を解説します。

 

引っ越しの挨拶マナー……いつ、誰に挨拶すべき?

引っ越しの挨拶は、新居付近に住む方々と親交を深める第一歩ともいえます。今後の円滑な人間関係のためにも、できれば直接挨拶をしておくのがベターです。

 

挨拶に適したタイミング

近距離の引っ越しの場合は、引っ越しの前日までに、新居の近隣世帯へ挨拶に行っておくのがベスト。その理由は、引っ越しの際に荷物の搬入などで物音が鳴ったり、引っ越しトラックの出入りがあったりするからです。引っ越し作業の時間や、騒音などで迷惑がかかるかもしれない旨を伝え、きちんと挨拶をしておきましょう。

長距離の引っ越しなどで事前に新居に行くことができない場合は、引っ越し作業を終えてからできるだけ早く、挨拶に伺うのがベターです。また、今まで住んでいた旧居の近隣のお宅にも、お世話になったお礼を伝えておくのが望ましいでしょう。

挨拶をしに行く範囲

引っ越しの挨拶をする際、新居付近のどの範囲まで挨拶に行けばよいのか、悩んでしまう人もいると思います。

引っ越し先がマンションの場合は「両隣」「上下階」の4軒に挨拶をしましょう。

戸建て住宅の場合は、「両隣」「向かい側」と合わせて「敷地が面している裏の家」にも挨拶をしておくといいですね。さらに自治会や町内会などがある地域なら、自治会長や町内会長へ挨拶をしておくとベターです。

手土産、時間帯……引っ越しの挨拶へ伺うときのマナーとは?

手土産のマナー

これからお世話になる周囲のお宅へ挨拶に伺う際は手土産を持参して伺うことをおすすめしますが、値の張るものでなくてかまいません。あまりに高価なものだと、かえって相手の方に気を遣わせてしまうからです。

およそ500円から1000円程度のものを用意し、できれば熨斗(のし)をつけると好感度がアップします。手土産にはシンプルなタオルやティッシュペーパー、気軽に食べられるお菓子などがよいでしょう。

 

訪問する時間帯

引っ越しの挨拶に適している時間帯は、土日の昼間(午前10時ごろから午後5時ごろ)だといわれています。早朝や夜9時以降など、早すぎたり遅すぎたりする時間帯の訪問は、非常識な人だという印象を持たれてしまうのでNGです。

また、自分や相手の都合でタイミングが合わず、数回訪問しても会えないという場合もあるでしょう。そのようなときは、手土産に手紙を添えて袋に入れ、ドアノブなどに掛けておくと良いですよ。手紙には簡単な挨拶と、自分の名前、引っ越してきた日を記しておけばOKです。

マナーを守って、感じの良い引っ越しの挨拶をしよう!

引っ越しの挨拶は最初が肝心です。マナーを守って挨拶をするよう心掛けることで、初対面でも良い印象を持ってもらえますよ。もしすぐに挨拶に行けない場合は、後日時間を作って挨拶に行くようにしましょう。

また、小さい子どもがいる場合は、気をつけていたとしても足音や泣き声などが響いてしまうこともあるでしょう。挨拶をする際にあらかじめ「子どものことで迷惑をかけるかもしれない」と伝えておくと、相手からの心証も良くなりますよ。