コラム

2019.01.20 

浴室暖房乾燥機と乾燥機付き洗濯機、どちらが便利?

マンション暮らしを始める際は、雨の日や夜間、花粉の時期などに備えて「洗濯乾燥機」があると便利です。

しかし、浴室暖房乾燥機を設置すべきか、それとも乾燥機付き洗濯機を購入するのか、どちらがよいのでしょうか? 今回はこの2つの特徴やメリット、それぞれの使い分けなどについて解説します。

 

浴室暖房乾燥機と乾燥機付き洗濯機、それぞれの特徴とメリットとは?

 

浴室暖房乾燥機と乾燥機付き洗濯機は、濡れた洗濯物を室内で乾かせるため、雨の日や夜間などの外干しができないときに重宝します。また、外干しを繰り返すと紫外線の影響で洗濯物が退色してしまうことがありますが、乾燥機なら紫外線の影響を受けないため、退色を防ぐことができます。

浴室暖房乾燥機と乾燥機付き洗濯機のそれぞれの特徴は、次のとおりです。

 

浴室暖房乾燥機

 

浴室暖房乾燥機は、浴室の天井に設置された乾燥機で、浴室の洗濯物干し竿に干した洗濯物を乾かすものです。

洗濯物に温風を当てて乾かす仕組みになっており、洗濯機置き場が洗面所にある場合、浴室と近いため洗濯物干しが楽になります。

干したまま乾燥させるので洗濯物がシワになりにくいことから、デリケートな衣類を乾かしたいときに役立ちます。

また、浴室内を閉め切ることで密室状態になるため、お部屋の臭いやホコリが付くこともありません。

 

乾燥機付き洗濯機

 

乾燥機付き洗濯機には「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」の2種類があり、ヒーター式はヒーターで温めた熱風を洗濯物に当て、洗濯物を乾かします。

一方、ヒートポンプ式は空気中の熱を集めて熱エネルギーとして利用するものです。洗濯物に低温の風を吹き付けたあと、空気がヒートポンプユニット内を通る際に温められます。この温かい空気を洗濯物に吹き付け、また低温の空気を当てるという工程を繰り返して、洗濯物を乾燥させるのです。

どちらの方式も洗濯物を回転させながら温風で乾燥させるので、衣類が空気を含んでふんわりと仕上がります。また、洗濯物を干す工程が省けるので、乾燥が終わったらそのまま畳んで片付けることができます。

 

浴室

暖房乾燥機と乾燥機付き洗濯機の使い分け

浴室暖房乾燥機は乾燥機付き洗濯機に比べてシワが付きにくいという特徴があります。

そのため、ワイシャツやハンカチ、薄手の衣類などのシワが付いたら困るものや、型崩れが気になるものを乾燥させるのにぴったりです。また、ハンガーのまま乾燥させることで、乾いたあとそのままクローゼットに片付けることもできますので、洗濯物を畳む時間がないときにもおすすめです。

 

一方、洗濯物を回転させながら温風を吹き付けて乾燥させる乾燥機付き洗濯機は、タオルや毛布など毛足の長い洗濯物をふっくら仕上げたい場合に適しています。浴室暖房乾燥機よりも乾燥時間が短いので、早く洗濯物を乾かしたい場合も重宝します。

ただし、ウールのニットなどは熱が加わると縮みやすくなってしまいますので、避けたほうが無難です。

 

浴室、洗濯機……2つの便利な乾燥機を上手に使い分けよう!

 

浴室暖房乾燥機と乾燥機付き洗濯機のどちらか1つを取り入れるなら、洗濯物の素材や乾燥にかけられる時間や、洗濯物をどのようにしまっているか、などを考慮して選ぶとよいでしょう。また、浴室暖房乾燥機と乾燥機付き洗濯機が両方ある場合は、2つの乾燥機を使い分けることで洗濯物を効率よく乾燥することができます。上手に利用してみてくださいね。