活用法いろいろ！　リノベーションで「土間」を作る

「土間」というと「昔の日本家屋にあるもの」と思われる方が多いかもしれません。
実はここ最近、土間が再注目されており、玄関をリノベーションして土間を作るご家庭が増えています。

今回はリノベーションで土間を作って活用している事例を紹介していきます。

土間が使われ始めた経緯と歴史
古くから、土間は畑で収穫したものを保管したり、家事したりするための空間として使用されていました。多くの家事を土間で行なう必要があったため、当時の土間は広い空間であることが求められ、土間のスペースを十分に確保した家が一般的だったのです。現在では農作業を行う家庭はほとんどなくなり、料理はキッチンで行うようになったため、玄関の土間スペースは以前よりも不要になりました。

しかし近年ではDIYブームやアウトドアブームなどによって、土足で歩きながら趣味や作業ができる場所を求める方が再び増えてきました。
多目的で使える土間に注目が集まり、リノベーションで自宅に取り入れるご家庭が増えてきています。

土間は今どのように活用されているのか

リノベーションで土間を作り、土足で動けるスペースを確保するご家庭が増えてきました。
そうして作った土間がどのように活用されているのかを見ていきましょう。

靴を見せながら保管する

家族の多い家庭や、靴をたくさんお持ちの方などの場合「使っていない靴をどこに保管すればいいか」と収納場所に困るケースが少なくありません。そういった時におすすめなリノベーション方法が、土間を拡大して靴用の棚を作るという方法です。

使わない靴をクローゼットなどにしまうのではなく、セレクトショップのように靴を飾って並べ、フロアに観葉植物などを置くことで、おしゃれな雰囲気を演出することができるでしょう。

アウトドアグッズなどを置く

アウトドアグッズを室内に持ち込むことに抵抗を感じる方は多いでしょう。
土間はアウトドアグッズの収納場所としても活躍します。
自転車を使う方なら室内で保管することもできますし、外で使っているものを気兼ねなく自宅に持ち込むことができる点も土間のメリットと言えるでしょう。

ドッグラン

犬を飼っている方の中には、玄関の土間を雨の日でも運動して遊べる
「室内ドッグラン」としてリノベーションされる方もいらっしゃいます。
愛犬の運動不足を解消できますし、部屋が汚れずに済むというメリットもあるため、ペットを飼育されている方にはおすすめしたいリノベーションの1つです。

可能性が広がる土間のリノベーション

土間の使い方は多種多様で、ここで紹介した活用事例はほんの一例にすぎません。
住まいを購入した時とは住まいに求めるものが変わったという方も、リノベーションをすることで理想の住まいに近づけることができます。より暮らしやすい理想の住まい作りのために、土間リノベーションを検討してみてはいかがでしょうか。