コラム

2017.03.08 

リノベーションを失敗しないための4つのポイント

中古マンションを購入して自分好みに生まれ変わらせる「リノベーション」が人気です。新築より少ない予算で理想の住まいを実現できるリノベーションですが、成功させるために知っておかなければならないこともあります。ここでは、リノベーションを失敗しないためのポイントを4つご紹介します。

 

ポイント1:物件の探し方

リノベーションを行う前提で物件を探す場合、まずはマンションの構造体に注目しましょう。梁と柱で建物を支える「ラーメン構造」のマンションなら、室内の間仕切り壁を取り外すことができるため、間取り変更の自由度が高くなります。一方、低層マンションなどに多い壁と床で建物を支える「壁式構造」の場合、間仕切りを取り外すことができないため、間取りの変更は難しくなります。リノベーションで間取りも一新したい場合には、ラーメン構造のマンションを選ぶのが良いでしょう。

一般的に、専有部分については自由にリノベーションできるマンションが多いですが、「水回りのリノベーションは禁止」「使用できる床材に制限がある(フローリング禁止など)」などといった制限を管理規約で設けているマンションも少なくありません。リノベーションに関する制限などについてもあらかじめ確認しておくのが大切です。

 

ポイント2:予算を見極める

リノベーションにどの程度の予算がかかるのかは、実際に物件を決めてからではないとはっきりしない部分が多いため、予算が足りずに中途半端なリノベーションで妥協することになってしまうケースが見られます。

物件の購入時には、物件価格のほかに各種手数料や税金などの諸費用がかかります。中古マンションの場合は仲介手数料がかかることが多く、一般的に物件価格の10%程度が諸費用の目安とされています。

これに加えてリノベーションの工事費用がかかることになるため、物件を契約する前に、リノベーション会社に相談しておおまかな費用感を確認しておくことをおすすめします。

 

ポイント3:工事保証制度を確認する

自分好みに、新しくきれいにリノベーションしたとしても、入居後に不具合が生じたのでは「こんなはずではなかった……」となってしまうかもしれません。その不具合を改修するために、さらに費用がかかってしまうのは避けたいところです。

リノベーション会社の中には、独自のリノベーション工事保証制度を設けている会社もあります。保証内容などについてもあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

ポイント4:ワンストップ型のリノベーション会社がおすすめ

中古マンションを購入してリノベーションをする場合、不動産会社での物件探し、設計・工事会社でのリノベーション、金融機関でのローン申し込み手続き、とさまざまな会社とのやりとりを進めていく必要があります。やりとりは煩雑になりやすく、どこかのやり取りが滞ることでほかに影響が出てしまうリスクも生じます。

こうしたリスクを避けるには、一つの会社で物件探しからリノベーション、ファイナンスまで一貫して窓口となってくれる「ワンストップ型」のリノベーション会社を選ぶのがおすすめです。

 

以上、リノベーションを失敗しないために押さえておきたいポイントを4つご紹介しました。リノベーションを考えている方は参考になさってください。